PRODUCT & SERVICE
製品・サービス

株式会社SRIビジネスアソシエイツ 様

監査の指摘をきっかけに、旅行会社向けシステムを導入することに。
ゼロの状態から「マタタビ Suite」を中心に事業を展開!

株式会社SRIビジネスアソシエイツ様

宮崎支店 主幹

濟陽 保宏 様

本社旅行部 部長

小池 由季野 様

業種 インハウス・エージェント
従業員規模 50〜99名

課題

  • 親会社が求める監査要件(内部統制、作業のログ取得など)を満たしていない
  • 締め作業時に未収金や未払金に差額が発生し、差額を突き止めるのに膨大な時間がかかってしまう
  • 入力サポートなど実務を補助する機能がシステムにないため手間が大きく、人的なミスが発生しやすい

効果

  • マタタビ Suiteを中心に、支店や経理も含めた内部統制を実現
  • 入力の自動化や業務フローの統一によって会計が正確になり、締め作業がスムーズに
  • 外部システムとの連携によって予約情報の手入力が大幅に減少し、業務効率化とミスの削減へ

御社の主な事業内容についてお教えください。

濟陽様 住友ゴム工業株式会社の機能会社の一つとして、グループ社員の皆様の福利厚生を中心に対応しています。小池さんが所属している旅行部では、国内はもちろん海外も含めた出張手配を行っており、危機管理も含めて動いています。

監査にて内部統制的な部分の指摘を受け、
旅行会社向けのクラウドシステムを探すことに

以前ご利用のシステムから変更することになったきっかけは何でしたか?

濟陽様 以前のシステムは旅行会社向けに作られたシステムではなく、社内で作られた簡易型データベースの集計システムでした。このため経理の締めや内部統制的な部分で監査から指摘が入って困っていた部分もあり、システムを刷新することを決めました。旅行会社で使われているシステムを取り入れることで業界のノウハウを取り込み、業務を改善できないかと考えたことも導入に至った理由のひとつです。

監査でのご指摘は、具体的にはどのような内容でしたか?

濟陽様 まず、未収金・売掛金・買掛金、未払金といった項目をすぐに正確な状態で出すことができなかったことです。以前のシステムを使っていた頃は暫定的に仕訳を行ってしまっていたため、未収金や未払金の不一致が発生してしまい、これを正しい形に直すことに大きな手間と時間がかかっていました。ここを素早く正確に出せる仕組みにするという、内部統制的な部分が一番強かったです。他には、誰がどの作業をしたのかログが全く残らない形であった点にも指摘が入りました。以前のシステムを使っていた頃も作業時のWチェックは行っていたのですが、紙にハンコを押すようなアナログなものだったため、ミスが発生した際に「誰が何をしたのか」をシステムから追えない点が問題だったと思います。

御社はシステムをお探しの当初から「ブラウザで動くクラウドシステム」を要件とされていたそうですが、なぜですか?

濟陽様 今後10年以上使うシステムはどのようなものだろうと考えた時に、クラウドとブラウザが出てくるだろうと考えてここを必須にしました。利用シーンを想定した時に、サーバーが親会社の中にあり外からの接続ができないとなると、緊急時に家から接続してデータをみるために様々な課題が出てきてしまいます。それであれば、クラウドシステムを採用するのが一番良いだろうという考えもありました。

制作現場を直に見て「マタタビ Suite」導入を決定!
やり取りやシステムの連携もスムーズに進行

「マタタビ Suite」のご導入を決めた理由は何でしたか?

濟陽様 何度かSkypeで打ち合わせをしてから実際に札幌のアジェンダさんへ訪問して現場を見せていただき、現場の方々の判断力や受け答えの真剣さ、会社の雰囲気から、パートナーとしてやっていけそうだなと判断して決めました。システムの要件的に私たちが考えていたことと一致しており、システムの根本がしっかりしていたこともポイントでした。

ご導入にあたって大変だったことは何でしたか?

小池様 私は新システム導入の検討に入る直前に入社しましたが、旅行会社勤務の経験がなく、旅行システムを過去に見たことがありませんでした。いくつかの候補の業者さんから話を聞いても、詳細が理解できなかった点がとても不安でした。アジェンダの皆様は、こちら側のざっくりした希望ややりたいことのイメージを伝えると、いろいろな提案をしてくださり、何より、わかりやすい言葉で説明してくださいました。ゼロからの導入で、かなり不安はありましたが、当初想像していたよりもスムーズに進めることができたと思っています。
濟陽様 弊社は「マタタビ Suite」の導入にあたって、グループ会社の基幹システムとBTMの連携が必要だったのですが、これも大変だった点のひとつかなと思います。一般的な旅行会社には存在しない弊社独自の仕組みがあるのですが、そこをアジェンダの方々にきっちり理解し、整理いただけたおかげで、ゴミデータがなくなるきっかけにもなりました。感謝しています。

業務効率の向上や内部統制の実現だけではなく、
支店や経理も含めた横のつながりの強化も実現

ご導入後、御社にはどのような効果や変化がありましたか?

小池様 毎月の締め作業がとても早くなりました。「『マタタビ Suite』を導入したら月初3営業日定時内に締められるようになるから!」という濟陽さんの言葉を半信半疑で聞いていました(笑)「マタタビ Suite」導入後は本当に毎月月初3営業日に余裕をもって締められるようになりました。
濟陽様 「マタタビ Suite」の導入によって、業務フローや仕訳のルールを体系的に統一することができたため、絶対に未収金や未払金が崩れなくなった点が大きいですね。旅行業の会計はイレギュラーが多すぎて金額が合わないことが多く困っていたのですが、この話をアジェンダの方々にしたところ「我々としては、それをお手伝いできる仕組みを作りたくて『マタタビ Suite』を作りました」と話されたことを未だに覚えています。そのあと実際に「マタタビ Suite」の中身を見せていただき、日々売上と仕入れを確定させることで月末にはほぼ締まる状態にすることができて、かつ入金や出金をすぐに見ることができる仕組みになっていたので、自信をもって「毎月予定通りに締められる」と話していました。

監査にてご指摘があったという「内部統制」の変化はいかがでしたか?

濟陽様 先ほどお話しした「未収金・売掛金・買掛金、未払金といった項目をすぐに正確な状態で出す」「操作ログをシステムで取得して確認できる状態にする」といった部分は、「マタタビ Suite」の導入によってクリアすることができました。
小池様 他にも、これまでの弊社の旅行業務は、本社旅行部と支店が個別に業務を行っていたのですが、「マタタビ Suite」の導入をきっかけに全支店で業務フローを統一することができました。 また、経理部も「マタタビ Suite」のIDを持ち、最終の締めは経理部長が行います。関わりのある部門も含めた全体の流れを作る事ができた点も良かったです。
濟陽様 旅行部の内部統制で「マタタビ Suite」が業務の中心になることで、支店や経理も含めた横のつながりが強化されたというか、1つのまとまりができた点は導入の大きな成果だったと思います。

「業務の効率化」についてはいかがでしょうか?

小池様 外部システムからデータを取り込めるようになり、手入力が大きく減りました。 特に海外出張は目的地や起案番号(親会社の社内申請の承認番号)も全て取り込めるため、手入力するのは手数料くらいです。他にも海外航空券の売上における課税・非課税を分けて取り込めるようになったので、業務の工数を大きく削減することができました。
濟陽様 国内出張についても、ANAとJALの航空券情報などを取り込めるようになったので、以前より手入力が減ったと思います。
小池様 以前のシステムは全て手入力する必要があったので作業が溜まりがちでしたが、今は情報を見て取り込むと自動的に入力されるようになったため、月末にも作業が溜まることがなくなりました。入力の自動化が締め日の苦労がなくなった要因の1つだと感じています。

作り手の魅力や想いがシンプルに現れている、
「マタタビ Suite」という完成されたシステム

最後に、みなさまにとって「マタタビ Suite」一番の魅力は何ですか?

濟陽様 製品の魅力というよりも、アジェンダの方々の魅力なのではないかと思います。 システムというのは作り手の想いや考えが入ってくるものだと考えているのですが、「マタタビ Suite」は基礎をきちんと固めているからこそブレないし、様々な面で問題が発生しません。シンプル・イズ・ベストという言葉がありますが、それがシステムという形で現れている点に「マタタビ Suite」の魅力が出ているのではないかと思っています。
小池様 工数削減の実現に加えて、以前より希望していた分析が容易にできることです。「マタタビ Suite」はシステム内のデータを全てCSV形式で出力することができるので、表計算ソフトで必要なデータのみ抽出・加工して活用することができます。 出張も徐々に戻ってきていますので、いろいろ分析することが楽しみです。 また、社内皆で使う「マタタビSuite」を導入することにより、支店とも定期的に会議を行い 、横のつながりが強化できたことは「マタタビSuite」のおかげだと思っています。これからも皆で「マタタビSuite」を大切に使っていきます。
濟陽様 製品の話だと、以前のシステムはあくまで「業務の道具」という感じだったのですが、「マタタビ Suite」を導入したことによって「マタタビ Suite」中心に事業が進むようになったことがポイントだと思います。進捗管理から請求書の発行、顧客の危機管理まで、システムが事業の中心的な役割となって事業を展開することができる点が魅力の1つだと考えています。
弊社 濟陽様、小池様、どうもありがとうございました!