2025年3月26日（水）、株式会社アジェンダ（本社：北海道札幌市、代表取締役社長：伊藤 智裕）は、旅行会社向けクラウドサービス「マタタビ Suite」において、Amadeus Travel Platform – NDC機能を介して取得したNDC規格の予約情報から、決済情報の取込みと自動入力に対応したことをお知らせします。
これにより、旅行会社がAmadeus Travel Platform – NDC機能経由で手配した航空券およびその決済情報が『マタタビ Suite』に自動連携されるため、手入力作業が不要に。支払い業務の負荷軽減と精度向上を実現します。
■ Amadeus Travel Platformとは？
Amadeus Travel Platformは、旅行テクノロジー企業であるアマデウスITグループが提供する、NDCにも対応した航空券流通プラットフォームです。
NDC（New Distribution Capability）とは、国際航空運送協会（IATA）が策定した、航空券流通データにおける新しい標準規格です。航空券だけでなく、座席指定や機内食などの付帯サービスも一括手配できる設計となっており、従来主流だったGDS（Global Distribution System／EDIFACT形式）に代わる新たな流通方式として、旅行会社での導入が進んでいます。
■ Amadeus Travel Platform連携強化の背景と機能の概要
近年、日本の旅行業界では、従来のGDSに加えてNDCを活用した航空券の手配を進める動きが広がっています。中でもAmadeus Travel Platformは、NDC対応プラットフォームの中核を担う存在として注目されています。こうした業界動向をふまえ、弊社は2022年7月に、旅行業務支援システム「マタタビ Suite」とAmadeus Travel Platformとの連携を開始。同プラットフォーム経由で手配された航空券の予約情報を自動で取り込む機能を実装しました。
そして今回、業界におけるNDCの活用拡大とお客様からのご要望を受けて、決済情報の自動取り込み機能を新たに追加。これにより、Amadeus Travel Platformを通じて手配された航空券の詳細も含めた決済情報が、マタタビ Suiteに自動で反映されるようになりました。
予約情報に加えて決済情報もマタタビ Suiteに自動で反映されるようになることで、航空券手配に関わる一連のデータがシステム上で一元管理できるようになります。これにより、これまで手作業で行っていた入力や確認の手間が削減され、担当者の負担軽減や業務スピードの向上を実現。さらに、データの精度が高まることで、報告書の作成など、後続業務の効率化にも貢献します。
■ 旅行会社向けクラウドサービス『マタタビ Suite』について
「マタタビ Suite」は、旅行会社向け基幹システムとしては国内初のクラウドサービスです。この度のアップデートで、従来のGDS（EDIFACT形式）と、航空会社と直接つながるNDC（XML形式）双方の流通に対応するハイブリッドな運用が可能となり、現代の旅行業界に即した次世代型システムへと進化しました。これにより、旅行会社は従来通りの予約業務を維持しながら、NDC経由での新しい商品やサービスも効率的にお取り扱いいただけます。
本製品は、これまでも市場動向や旅行業界特有の実務課題に寄り添いながら、継続的な進化を重ねてきました。業界の変化に応える柔軟な開発姿勢と安定したクラウド基盤により、今後も旅行会社の業務改善とビジネスの持続的な成長を力強くサポートします。
■ 製品情報
- 製品名 マタタビSuite（マタタビスイート）
- 製品内容 旅行会社向けクラウドサービス
- 販売開始日 2019年10月23日
- 対応ブラウザ Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge（各種最新版）
- 公式サイト https://www.agenda.co.jp/matatabi/
■ 旅行会社様お問い合わせ先
株式会社アジェンダ マタタビ Suite担当
E-mail： matatabi_sales@agenda.co.jp
■ 報道関係社様お問い合わせ先
株式会社アジェンダ 広報担当：森藤（もりとう）
TEL ：070-9319-9195（月曜日～金曜日10:00～17:00｜弊社休業日を除く）
FAX ：011-215-0611